今、「どんなときもWiFi」がとても人気になっているのはご存知でしょうか。
「そんなWiFi聞いたことない!」という人がほとんどだと思いますが、在庫切れになるほど注文が殺到しています。
どんなときもWiFiのメリット・デメリット・使ってみた感想などをまとめてみましたのでぜひご覧ください。
どんなときもWiFiとは?
「どんなときも」という文字通り、時間や国を問わず安定して使えると評判のポケットWi-Fiです。
2019年6月から7月にかけて、注文が殺到して在庫切れとなり、どんなときもWiFiの公式ページは以下のように一時的に予約制になったほどです。
かなりの人気が伺えますが、ユーザーにとって魅力的なポイントが多々あることが要因と言えます。
どんなときもWiFiの特徴
安定した速度
上り(アップロード):最大50Mbps
下り(ダウンロード):最大150Mbps
下りの速度は動画の視聴、ウェブサイトの閲覧などにも関わる重要なものですが、このくらいあれば十分です。
かなり安い料金プラン
どんなときもWiFiの料金プランはいたってシンプルで、2年定額制となっています。
月額料金は「2年割」を適用して税抜3,480円。
よくあるマンションタイプの光回線の月額料金は3,800円前後であることが多いですが、それよりも安くなっています。
25ヶ月目以降は500円高くなりますが、2年間はずっと同じリーズナブルな料金で使うことができるのでお得です。
ちなみに、これはクレジットカードで支払う場合の金額。
口座振替の場合はこれより500円高くなるので、なるべくクレジットカードで支払いましょう。
端末のサイズ・重さ
端末のサイズは、タテ127mm、ヨコ65.7mm、厚さは14.2mmとなっています。
500mlのペットボトルとサイズを比較した写真がこちら。
手で楽々持ち運べるサイズなので、まさに「どんなときも」Wi-Fiが使えそうですね。
重さも151gと軽いので、旅行の際などにも負担にならずに持ち運ぶことができます。
選べるカラーは2種類
ポケットWi-Fiは端末のカラーが1種類しかないものも多いですが、どんなときもWiFiは2つのカラーから選ぶことができます。
カラー展開はグレーとゴールド。
どちらも高級感ある表面になっており、オフィスなどでも違和感がありません。
また、ストラップホールもついているので、お気に入りのストラップを付けたり、紛失防止に役立ちますね。
どんなときもWiFiのメリット
どんなときもWiFiの具体的なメリットを紹介します。
実際に使用してみた筆者の感想も交えてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
速度が安定している
どんなときもWiFiの口コミに多いのが、「夜でも速度が安定している」というもの。
多くの通信サービスでは、昼休みや夜の時間帯になると、ネットに接続する人数が増えて回線速度が遅くなりがちです。
しかし、どんなときもWiFiは「クラウドSIM」を導入しています。
クラウドSIMとは、端末を起動するたびに、SIMバンクに保管されている最適な回線のSIMカードが自動的に選ばれてネットに接続するシステムのこと。
つまり、端末の中にSIMカードは入っておらず、常に最も通信状態がよい回線を選んで通信できるというわけです。
そのおかげで、時間帯を問わず安定した速度でインターネットに接続できるようになっています。
ちなみに、筆者は仕事でも使えるモバイルルータが欲しかったため、NTTなどの固定回線は選択肢にありませんでした。
筆者が住んでいるのは、近くに田んぼや川しかない「ど田舎」ですが、どんなときもWiFiで昼でも夜でもストレスなくYouTubeやTikTokが見れます。
以下の画像は「SpeedTest」という速度計測アプリの画面ですが、ど田舎でも25Mbps出てます。
ちなみにauの4G回線は18Mbpsだったので、どんなときもWiFiの速度はかなり良いですね。
筆者が前に住んでいたアパートではWiMAXを使っていましたが、ある日突然、下り(ダウンロード)の速度が遅くなったんですよね。
Youtubeを見ているときに止まったり、特に夜が激遅になってしまいました。
だからレンタルして「速度速いな〜」と感じても、後で遅くなることもあるので注意しましょう。
筆者の経験だけでなく、WiMAXは「遅い」という口コミが多いのであまりおすすめしません。
データ容量が無制限
どんなときもWiFiの特筆すべき点は速度だけではありません。
なんと、データ容量が無制限で使用できるのです。
ほとんどのポケットWi-Fiの通信サービスは、月に何GBまでと決められていたり、無制限を謳っていても「ただし3日間につき何GBまで」という制限があります。
どんなときもWiFiは完全に無制限なので、月に何GB使っても月額料金は変わりません。
これは毎日インターネットを使ったり、動画を観たりする人にはとてもうれしいポイントです。
月額料金が他社より安い
WiMAXなど他のサービスを見てみると、最初の3ヶ月間は料金が安くても、4ヶ月目以降は高くなるというケースが多いです。
しかし、どんなときもWiFiは2年間ずっと同じ金額なので、そういった心配はありません。
2年間の総額を見ても、どんなときもWiFiは最安クラスとなっています。
データ容量無制限で月額料金も安いとあれば、人気が出るのも頷けますね。
海外にも対応している
どんなときもWiFiはクラウドSIMを導入しているため、海外でも利用可能です。
世界107ヶ国で利用することができます。
端末ひとつで簡単な設定をすれば良いだけなので、空港などでカウンターに行く必要はありません。
海外利用時は別途料金がかかりますが、通常のレンタルWi-Fiとは違って、回線を利用している時間のみ料金が発生します。
つまり、飛行機に乗っている時間など、「使用していないのに料金が発生する」という無駄なコストがかかりません。
旅行や出張などで海外に行く人にもピッタリと言えるでしょう。
申し込んでからすぐに使える
どんなときもWiFiは、最短で申し込んだ翌日に端末を発送してくれます。
交通状態にもよりますが、関東圏なら最短1日で届くため、申し込んでから2日で使えるということになりますね。
すぐに使いたい人にはとても助かるサービスです。
ただし、時期によっては在庫切れの場合もあるので、事前に公式ホームページなどでチェックしておきましょう。
どんなときもWiFiのデメリット
デメリットもしっかり把握して、契約したあとに気づくといったことのないようにしましょう。
端末はあくまでも「レンタル」
どんなときもWiFiの端末は、あくまでも「レンタル」扱いです。
契約中はずっと手元に置いておけますが、解約するときには必ず返却しなければいけません。
もし端末を壊してしまったり、紛失してしまった場合は、端末代金として18,000円が発生してしまいます。
月額料金が安くてもそれでは本末転倒なので、端末の取り扱いには気をつけましょう。
持ち運ぶときはカバーやケースなどに入れることをおすすめします。
2年縛りがあり、違約金も高め
どんなときもWiFiには、2年間ずっと解約してはいけないという「2年縛り」があります。
契約してから1年未満で解約した場合は違約金が19,000円、1年以上2年未満の場合は14,000円かかるので注意しましょう。
ちなみに2年経過したあとは9,500円となっており、こちらも注意が必要ですね。
では、いつなら解約金がかからないかというと、契約してから25ヶ月目の1ヶ月間のみです。
このチャンスを逃すと解約時に違約金が発生してしまうので、気を付けなければいけません。
3年目から月額料金が高くなる
どんなときもWiFiは「2年定額制」で2年間ずっと月額料金が変わりませんが、3年目以降は料金が高くなってしまいます。
24ヶ月目までは月額3,480円ですが、25ヶ月目からは3,980円に。
知らずに使い続けていると、月500円も高くなってしまうので注意が必要です。
そのため、もし3年以上の長期で使いたい場合は、「2年間使用して一度解約する」というのが賢いやり方と言えそうです。
ただ、数年後はもっと良いWiFiが出てると思いますが。
以上、どんなときもWiFiのメリット・デメリットまとめでした。
転勤などで引っ越しの多い人は「どんなときもWiFi」を検討してみてはいかがでしょうか。
※2020年4月10日追記
どんなときもWiFiは、3月に大きな通信トラブルが発生したため、サービス安定供給の観点から新規の契約を停止中です。
なので2020年4月以降は、以下のドコモの電波を利用したモバイルルータの方がおすすめですね。