新生活をスタートするにあたって、引っ越し費用はやっぱり節約したいですよね。
そこで今回は「引っ越しの見積もりでしてはいけないこと」と「格安にするための値引き術」をまとめてみました。
値引き交渉したときの実際の見積書もアップしてありますのでぜひご覧ください。
引越しする日の直前の見積もりはNG
格安な引っ越しをするために必要なこと。
それは引越しのスケジュールに余裕を持つことです。
転居の直前(3日前とか)になっての見積もりはゼッタイにNG。
ほとんど日数のない状態で見積もりすると、引っ越し業者は「どうせ急いでるんだから少しくらいふっかけたって良いだろう」という考えになります。
引っ越しの料金には定価がないため、いかに足元を見られないかが重要なのです。
ちなみに引っ越し業者の繁忙期(3〜4月)は、最低でも引越日の1ヶ月前には見積もり依頼をしないと間違いなく断られます。
特に大手など人気の高い引っ越し業者ほど早く予約が埋まってしまいます。
「ついさっきキャンセルが出たからうまくねじ込める」なんてケースはあくまでレア。
仮にできても通常より高くなるのは目に見えており、まんまとぼったくられるのがオチです。
引っ越しの予約が早ければ業者もスケジュールを組みやすいですし、予約が集中していない日なら格安にしてもらえる可能性がアップします。
引っ越し業者に依頼したいという人はなるべく早めに見積もりをもらうようにしましょう。
引っ越し業者にウソをつくのはNG
ちょっとでも安く済ませたいからと、実際よりも荷物の量を少なく申告する人がいます。
しかし、これは結果的に自分の首を絞めることになるだけです。
トラックのサイズは荷物量によって決まっており、ちょっとでも荷物が増減するとそれに応じてトラックのサイズが変わります。
「ダンボールがだいたい50個」のようにアバウトに伝えても良いのですが、それでは引っ越し業者も荷物の正確な量を把握できません。
それに曖昧な伝え方は業者が一番嫌うところ。
こちらがアバウトでは、詳しい見積もりは作ってもらえません。
その結果「トラックが小さくて荷物を運べない」なんて事態に。
これはマズイです。
逆に必要以上に大きいトラックが来てしまうこともあります。
でかいトラックなのに中身はスカスカ。
余裕があるとは言ってもスペース的にもったいないですよね。
このスペースの分だけ引っ越し料金が高くなってしまいます。
荷物の数量を正確に伝えなかったばかりに手間も費用も余計にかかり、自分が損をしてしまうのです。
段ボールはいくつ、ベッドやテーブル、本棚はいくつとできるだけ正確な数量を伝えると無駄な出費をなくせますし、業者に余計な作業をさせずに済みます。
作業員の仕事が増えるとスムーズに進まず、追加料金が発生することもあるので注意しましょう。
場合によっては追加作業自体を拒否されかねません。
商売なのであからさまに嫌な顔をする業者はいないでしょうが、「面倒な客」「手間をかけさせる客」と思われれば当然、相手の印象はよくありません。
その場かぎりの関係であっても、なるべく相手に負担をかけさせないように配慮することも大事です。
可能であれば段ボールのサイズを1コずつ測り、個数と共に申告するのがベスト。
どれだけの大きさの箱がいくつあるか分かれば、必要な人員およびトラックの種類がスムーズに割り出せるため、より正確な見積もりになります。
面倒でもこうした手間をかけるか否かで料金は大きく変わるもの。
見積もりが詳しければ支払い額がはっきりするし、作業に支障をきたすおそれもありません。
引越し業者に直接連絡するのはNG
引越し業者っていくつあるか知っていますか?
アート、サカイ、アリさん、佐川、……代表的な業者だけでも10は思い浮かぶと思います。
それら全部に見積もりを頼むのはめんどくさいと思ったら負けです。
めんどくさいという気持ちはよくわかりますが、費用を抑える上で複数見積もりは必須です。
ただ、確かに一社ずつちまちま見積もりを出すのは非効率ですよね。
そこで役立つのがネット一括見積もりサービス。
引越し侍のような無料の一括見積もりサービスを使えば、一度に複数の業者に依頼できるので超ラクです。
引っ越し業者から連絡をくれるので自分で業者を探す手間が省けて時短になります。
引っ越し業者に直接連絡してしまうと他社との比較ができません。
それに直接コンタクトすると電話や訪問に関係なく「今この場で契約しろ」という圧をものすごく感じるのでやめた方がよいでしょう。
「すぐに契約してくれたら値引きします」などと言われて契約したものの、フタを開けてみるとたいして安くなっていないというケースは少なくありません。
引越し料金が100,000円を越えることなんてザラにあるので、一括見積もりサイトを使っての比較検討は必須です。
また、一括見積もりしたら、料金だけでなくオプションの内容も重要になります。
・段ボールを無料でプレゼント
・養生シートで保護
・作業後の清掃サービス
など業者によってオプションはまちまちなので、オプションの有無や内容まで確認しておきましょう。
ちなみに筆者も引越し侍を利用しましたが、一括見積もり依頼をしてすぐに5社からメールが来ました。
各業者は一括見積もりサイトを経由した見積もり依頼であることを知っているため、見積書の料金は相場に近いものになっていました。
大手の引っ越し業者が1社だけ3倍以上の金額でふっかけてきましたが・・・。
引越しの見積もりは値引きできる!
引っ越し費用を抑えたいなら値引き交渉してみましょう。
一括見積もりして手に入れた見積書を元に「A社が40,000円、B社が30,000円だったので、C社さんはそれより安くなりませんか?」みたいな感じです。
「C社さんにしようと考えているのですが、荷造りはこちらでやるので2万でお願いできませんか?」などのように、C社さんにしたいという気持ちを伝えた上で交渉するのがコツ。
1件でも多く成約したいとはいえ、こちらから「値引きしてほしい」と交渉しない限り、相手は通常料金で押し通そうとしてきます。
本当は値引きできるケースがほとんどですから、安くならないか尋ねるだけでもした方がよいでしょう。
もし「値引きには対応できません」と言われたら、他社の見積もり書を見せてこちらも対抗しましょう。
明確な数字を見せつけられれば相手も妥協せざるを得ませんからね。
他社にする可能性を示唆するため、2社以上の見積もり書があると交渉しやすくなります。
交渉はかけ引きなので、有利に進められる材料は1つでも多い方がいいです。
格安に引っ越ししたいという人はなるべく多くの業者から見積書をもらっておきましょう。
また、ある程度の相場を知っておくことも大切です。
予備知識も無しに見積もりを依頼しても、引っ越し料金の相場を把握していないと見積書に記載された料金が高いか安いかわかりません。
相場と大きく乖離した額を提示してくる業者に当たるとぼったくられ、泣きを見ることになります。
引っ越し料金の相場がわからないという人は以下のエントリーもご覧ください。
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引越しの時期でこんなに違う!単身から家族まで料金の相場まとめ
今回は価格.comや引越し侍などのクチコミから「引越し料金の相場」をまとめてみました。 もちろん業者によって料金の高い安いはあるので参考程度になってしまいますが ...
ちなみに筆者が引っ越し業者と値引き交渉した後の最終の見積書がこれです。(見づらくてすいません。)
作業員2名で21,800円(税込)とかなり安くすることができました。
でも、実は「こんなに安くなるとは思っていなかった」ではなく「もっと安くできた」と思っています。
ハート引越センターの営業マンがとても誠実かつ嫌な顔をせずに値引き交渉に応じてくれたのでつい即決してしまいました・・・。
なのでもっと格安に引っ越ししたいという人は、引越し侍などの一括見積もりサービスを試してみてはいかがでしょうか。