引越しのときはただでさえ初期費用など大金がかかるのに、引越し代も高いと出費がすごいことになってしまいますよね。
そんなときに引越しを安く済ませる方法として、レンタカーを借りて引越しをするという手があります。
レンタカーで引っ越しするメリットやデメリット、おすすめ車種や引越しのコツを紹介します。
レンタカーで引越しをするメリット
引越し業者に依頼するよりも安い
レンタカーで引越しをする一番の魅力は安さです。
都内で単身者が引越しをすると、荷物の量や日程・時間にもよりますが、だいたい2~4万円が相場となっています。
それに対し、レンタカーは6時間までなら約5,000円ほど、大きめの車種を借りても約1万円くらいで済みます。
最大で3万円以上も安くなると考えると、とても助かりますよね。
いろいろと融通が利く
レンタカーで引越しをすると、荷物の運び入れなどはもちろん自分たちでやらなければいけません。
しかし、人手さえ揃えてしまえば、当然業者よりも融通が利きます。
たとえば「入れ忘れた荷物があるから一度戻りたい」とか「壊れやすいものがあるから何回かに分けて運びたい」など。
手伝ってくれる友達などがいる場合は、新居に友達を下ろして先に作業していてもらうこともできますし、途中で寄り道をして友達を拾うこともできます。
それに、荷物と一緒の車で移動することができますよね。
たいていの場合、引越し業者に依頼するとトラックに同乗することはできないので、余計な交通費がかからなくて済むところも魅力の一つでしょう。
運転できなくても大丈夫
通常のプランよりも少し高めの料金設定になっていることがほとんどですが、中には運転手付きのプランというものもあります。
自分で運転するときよりも融通は利きませんが、それでも運転できる人がいない場合には大助かりですよね。
もし運転できないからとレンタカーでの引越しを諦めていた場合には、こういったプランの利用を考えてみることをおすすめします。
引越しが終わったら乗り捨ても可能
レンタカー会社やプランにもよりますが、中には引越しが終わったら新居に近い指定場所に乗り捨てることが可能という場合も。
特に新居から旧居までの距離がある場合、いちいち引き返して車を返し、電車などで改めて新居に向かうのは本当に面倒ですよね。
そういった場合に大活躍するのがこの乗り捨てプランです。
「レンタカーは最後に返しに行かなきゃいけないのが面倒」と思っていた人には非常におすすめですよ。
レンタカーで引越しをするデメリット
レンタカーを借りてから後悔しても遅いので、デメリットも把握しておきましょう。
梱包資材の準備をしなければいけない
引越し業者に引越しを依頼すると、段ボール・ガムテープ・プチプチなどの緩衝材を送ってきてくれます。
しかし、セルフ引越しではこれらのモノを自分で用意しなければなりません。
ガムテープは100円ショップなどでも手に入りますが、大量の段ボールはスーパーマーケットなどでもらってこなければいけないので、手間がかかります。
業者に頼むよりも時間がかかる
引越し業者はその道のプロですから、あっという間に作業を終わらせてしまいますよね。
それに対し、レンタカーを使って自分で引っ越しするとなると、まったくの素人が行うことになるのでやはり時間がかかるというのがデメリット。
ただ、時間を選ばなくて良いのは自分で引越しをするメリットでもあるので、なるべく朝早めに始めて、たくさんの時間を確保するのが良いでしょう。
床や壁を傷つける恐れがある
引越し業者は家具の運び出し・運び入れの際、床や壁にシートのようなものを貼ってくれます。
これは床や壁を傷つけることのないように行っているものです。
自分で引越しをするとなると、シートも自分で用意しなければなりません。
用意しないと、気を付けていても家具などで傷つけてしまうことがあります。
段ボールなどでも良いので、床や壁を保護してから作業を開始することをおすすめします。
重いものも自分で運ばないといけない
当たり前ですが、自分で引越しをするときは自分で家具や家電を運ばなければなりません。
友達などに手伝いに来てもらうこともあるかと思いますが、それでも素人が重いものを運ぶのはとても危険です。
もし誤って落としてしまったりなどしたら、ケガをしたり、物も壊れてしまう恐れがあります。
このリスクも承知した上で、自分で引越しをするかどうかを決めましょう。
レンタカーのおすすめ車種
いざレンタカーを利用しようと決めても、車種がたくさんあってどれを選べば良いかわからないかと思います。
大きいサイズの車を高い値段で借りても、スペースが余ってしまえばもったいないですよね。
借りてから後悔しないように、家族の人数や荷物の量に応じて目安の車種をチェックしておきましょう。
荷物が少ない単身者は軽トラ
単身者は荷物が少ない傾向にありますし、冷蔵庫などの家電も小さめのサイズのことが多いです。
そのため、荷物がそれほど多くなければ、軽トラック1台を借りれば十分でしょう。
軽トラは料金を安く設定している会社が多いので予算的におすすめです。
万が一荷物が入りきらなかった場合は、往復して荷物を運びましょう。
荷物が多めの単身者にはバン
単身者だけど荷物が多くて軽トラだと乗り切るか心配・・・という方には、ハイエースやバネットなどのバンタイプの車を借りるのがおすすめ。
軽トラよりも容量が大きく、かといってトラックほどは大きくないので、駐車場に止めるときなどにも便利です。
車にもよりますが、段ボールが20箱以上あるという場合には軽トラではなく、こちらをおすすめします。
2人以上の引越しにはトラック
単身でも荷物がとても多い場合、もしくは2人暮らし以上でレンタカーで引越す場合は、トラックを借りた方が無難です。
トラックなら大きめの家電も楽々入りますし、段ボールもかなりの個数が入ります。
レンタカーで引越しするときのコツ
大型の家具・家電は最後に積み込む
旧居でレンタカーに荷物を積み込む際、つい大きいものから入れてしまう人は多いかと思います。
しかし、引越しの場合は逆にして、大きいものほど後から入れていきましょう。
これは新居で荷下ろしをする際、最初に大型の家具や家電を家に入れるためです。
もし段ボール類や小物から先に新居に入れてしまうと、大型の家具や家電を運び入れるとき際に邪魔になってしまいます。
先に段ボールや小物をつめ、家具や家電などのスペースをしっかり確保したら、最後にそれらを積み込みましょう。
重いものは下、軽いものは上に置く
これは荷物を運ぶ際の基本ですが、重いものは下に置き、軽いものは上に重ねていきます。
軽いものの上に重いものを載せると重さで潰れてしまいますし、重いものが下にあった方が重心が下にいくので、安定感が生まれるためです。
もし段ボールなどを重ねる際は、軽いものを上に置いたあと、車内で倒れたりしないようにしっかり固定させましょう。
割れ物は特に気を付けて
ランプやガラスの置物など、荷物の中には割れ物もありますよね。
そういったものは一つずつ丁寧に緩衝材などで包んだあと、まとめて段ボールなどに入れて、上に何も置かないようにして運びましょう。
なお、もし助手席など座席にスペースがある場合は、そこに段ボールごと置いてシートベルトを締めるのも良いですね。
間違っても重いものの下に置いたり、倒れやすい場所に置かないようにしましょう。
家の壁と床に段ボールを敷く
旧居でも新居でも、家具や家電を運ぶときは床や壁を段ボールなどで養生してから行うことをおすすめします。
壁や床を傷つけてしまうと、一気に暗い気持ちになってしまいます。
たいていの引越し業者ではそのような配慮をしてくれますが、自分で引越すとなると自分で気を付けるしかありません。
部屋をキズつけて敷金の返金額が減ってしまってはもったいないので、しっかり事前に準備しておきましょう。
以上、レンタカーを使ったセルフ引越しまとめでした。
セルフ引越しはやっぱり面倒くさいという人は、以下の「引越し業者を頼んでも格安にするコツ」の記事をご覧ください。
-
引っ越しの見積もりは60%も値引きできる!格安引越しする7つの方法
引越しの見積もりって、電器屋みたいにかなり値引きできるってご存知ですか? 筆者も最近引越しましたが、以下のテクニックを使うだけで78,204円も値引きできました ...