引っ越しは荷造りや片付けなどやることがいっぱいあります。
そんな忙しいときに、ハプニングやトラブルは起きてほしくないですよね。
引越すときによくある失敗や注意すべき事柄をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
引っ越しの前日によくあること
梱包用のダンボールが足りない
荷造りをしてダンボールが足りなくなってしまうというのは最もよくあることです。
そもそも、ダンボールがどれくらい必要かなんて荷造り前にはよくわからないですよね。
もし段ボールが足りなくなった場合、引越しまでに余裕があれば、引っ越し業者に頼むと追加で届けてくれるケースもあります。
しかし、引越しまでもう日がない場合は、なんとか自分で用意するしかありません。
そのときはドラッグストア・スーパー・コンビニに行ってみましょう。
「余っているダンボールをいただきたいのですが・・・」とお願いすると、ほとんどのところでもらうことができます。
特にドラッグストアやスーパーは高確率でダンボールが余っていますので、足りなくなった場合はタダでもらいましょう。
荷造りが終わらない
引越日の前日に荷造りが終わらないというのもよくあるケースです。
たとえ単身引越しだとしても、荷造りは1日では終わりません。
遅くても引っ越しする日の3日前には作業を始めたほうがよいでしょう。
荷造りの途中でダンボールが足りないことが発覚するなど、予想外の事態が起きることもあります。
少しずつ作業を進めて、引越し前日には完璧な状態にしておきましょう。
使いたいものを梱包してしまった
意外とやってしまうのが、引越し前日に使いたいものまで梱包してしまうことです。
夜にドライヤーを使おうとしたら、うっかり梱包してガムテープまで貼ってしまっていた…なんてことになると、意外と面倒です。
そんなことがないように、引越し前日の夜から当日の朝にかけて使うものは、旅行のときのようにしっかり分けておきましょう。
また、万が一途中で荷物を出すことになってもわかりやすいよう、何を入れたのかダンボールに書いておくと良いですね。
部屋の掃除が終わらない
ほとんどの人は引っ越しするときに掃除をします。
しかし、必ずしも掃除しなければいけないというわけでもありません。
次の人が入居する前に清掃業者が入って部屋をきれいにしますので、掃除をするのは時間に余裕があるときだけで良いでしょう。
アパートやマンションを借りるときの契約書にはほぼ「敷金はクリーニング代に充てます」みたいな文章が書いてあります。
不動産会社に確認して「掃除をしてもしなくても敷金は返金されない」ということなら、掃除はある程度でよいでしょう。
ただ、不要なものだからと言って、いらないものを部屋に置いていくというのは厳禁です。
ゴミはすべて処理した上で引越ししましょう。
ゴミの処理も意外と大変なので、やはり引越しの1週間くらい前から作業を始めたほうがよいですね。
引越し業者に頼み忘れた家具があった
荷造りをしていると、ダンボールに入ると思っていたのに入らなかった荷物が出てきます。
また、すっかり存在を忘れていた家具があることに気づいたりします。
そういった場合は、当日に自分で運んでしまうか、業者に追加で頼むか、その場で処分してしまうか、という選択肢になりますね。
そもそも必要なさそうなものでしたら、荷物も増えるので処分してしまいましょう。
粗大ごみの場合は、その地域のルールに従って正しい方法で処分することも忘れずに。
リサイクルショップなどの出張買い取りも便利なので、近くのお店に電話してみましょう。
必要なもので、自分でも持って行けそうな場合は、自分で運んでしまうのもアリです。
もし自分では運べそうにないという場合は、引越し業者に追加でお願いしてしまいましょう。
ちょっとしたものでしたら当日口頭でお願いするのもアリですが、大きいものは事前に連絡しておいたほうが無難ですね。
梱包し忘れたものがあった
部屋を見回して、もう必要なものは全部ダンボールに入れたと思っていても、意外と見落としている場合があります。
特にベランダ、キッチンの調味料入れには注意!
ベランダは植木鉢や灰皿、サンダルや物干し竿をうっかり忘れがちなスペース。
また、調味料入れはキッチンの中でもあまり目立たないので、ついうっかり忘れてそのまま引っ越してしまい、内見に来た人が見つけて連絡が来るというケースも多いです。
その他にも、クローゼットの中やトイレの物入れスペースなど、見落としそうな場所はしっかりチェックしておきましょう。
筆者はシーリングライトとカーテンを忘れたことがありますので、部屋に取り付けているものも注意ですね。
修繕が必要なところを発見した
賃貸の場合、自分が借りたときの状態にして戻さないと原状回復のための料金が発生します。
敷金を払っていた場合はそこから引かれることになります。
よくあるのは、壁紙が汚れてしまった、剥がれてしまったなどです。
ホームセンターなどに行くと、壁紙修繕グッズやフローリングのキズ消しクレヨンなどが売っています。
敷金を返してほしいという人は見に行って見てはいかがでしょうか。
ちなみに国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には以下のように記載してあります。
「原状回復は賃借人が借りた当時の状態に戻すことではない」と。
そのため、以下のようなキズや汚れは経年劣化なので大家さんが負担しなければいけません。
・画鋲の穴
・畳やフローリングのキズ
・冷蔵庫ウラのカベの黒ずみ
・日照による壁やフローリングの変色
以下のエントリーでは敷金を全額返してもらう方法を詳しくまとめてありますのでぜひご覧ください。 アパート・マンションを退去するときに「キズ・汚れがひどい」と言われて「敷金を返金してくれない」というのはよくあることです。 筆者も敷金が返ってこなくて悔しい思い ...
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引っ越しの当日によくあること
引越し業者が時間通りに来ない
荷造りは終わって準備万端なのに、指定の時間になっても引越し業者が来ない。
とても不安になりますよね。
引越し業者は車で来ますので、渋滞などで遅れている可能性もあります。
それでも、事前に連絡がないのはおかしいので、10分過ぎても来ない場合はこちらから電話をかけてみましょう。
午後便で夜中の引越しになってしまう
引越しは午後便よりも午前便の方が人気なので、午前便のほうが高い料金になっています。
午前便の利点は何といっても、午後からゆっくり荷ほどきと片付けの作業ができるということでしょう。
引越し代を安くしたいと考え、時間指定なしのフリー便や午後便にしたという人は注意が必要です。
午後便は前の引っ越しが終わってからということなので、最悪のケースでは夜逃げのように夜中の引っ越しになる場合もあります。
もし夜中の引っ越しになってしまった場合、なるべく下の階や隣の人に迷惑がかからないように、荷ほどきは次の日にしたほうがよいでしょう。
部屋や荷物にキズをつけられた
あってはならないことですが、家具を運ぶときに引越し業者が部屋や荷物にキズをつけてしまうことがあります。
今まで住んでいた家が傷ついても原状回復費用がかかりますし、ましてや新しい家にはゼッタイにキズをつけられたくないですよね。
引越し業者は基本的に部屋を傷つけることがないように、床や壁に養生シートを貼って作業してくれます。
万が一貼ってくれなかった場合は、家具を運ぶ際に傷がついたときの対応など、作業前にしっかり確認しておきましょう。
食器が割れてしまった
これもあったら嫌なパターンですが、運んでもらう途中で食器が割れてしまうことがあります。
もし荷ほどきをしていて食器が割れていることに気づいた場合、すぐに引越し業者に連絡して弁償してもらいましょう。
また、事前の対策として、食器は1枚ずつ丁寧に新聞紙やプチプチなどで包んでおくとよいですね。
食器を入れたダンボールには「ワレモノ」「食器」などと書いておき、大切に扱ってもらいましょう。
以下のエントリーで梱包のコツの動画をまとめてありますので、自分で荷造りするという人はぜひご覧ください。 引越しするとき、業者に荷造りまで頼むと料金が高くなってしまいます。 そこで今回は、小物や電化製品などを自分で荷造りできるよう、 「梱包方法を分かりやすく説明して ...
【引越し準備】荷造りのコツが分かる梱包動画12コまとめ
新居のカーテンを買い忘れた
意外と忘れがちなのが新居のカーテン。
今まで使っていたカーテンをそのまま使えるならいいですが、新しい家の窓とはサイズが合わなかったり、窓が増えて買い足さなきゃいけなかったりする場合があります。
カーテンがないと外から部屋の中が丸見えです。
特に夜はカーテンがない状態で電気を点けたら目立つことこの上ないので、もし忘れてしまった場合は急いでその日の夜までにカーテンを買いに行きましょう。
インターネット環境がない
普段から家でインターネットを使っているという人はインターネットの契約も忘れずに。
筆者はソフトバンクエアーを使っていますが、工事もなくてコンセントに差すだけですぐに使えるのでおすすめですよ。
ライフラインが使えない
引越し当日に使えなかったらかなり困るのが、電気・ガス・水道などのライフラインです。
引越しの2週間前くらいまでには、それぞれの手続きをしておきましょう。
郵便物の転送手続きを忘れた
必須ではありませんが、手続きをしておくと確実に便利なのが郵便物の転送手続き。
年賀状だけやり取りをする人からの手紙やお気に入りのお店からのダイレクトメールなど、新しい住所は意外と伝え忘れているもの。
転送手続きをしていなかった場合、そのまま前の家に届けられてしまうだけでなく、新しい住人の人に名前などを見られてしまう場合があります。
郵便局で転送届を出しておくと、その日から1年間は自動的に新しい住所に届けてくれるのでとても便利です。
手続きは郵便局に直接行ってもできますし、ネットでも可能でなので利用してみましょう。
以上、引っ越しあるある〜見引越しの前日や当日に起こること 編〜でした。
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