新築のマンションって高すぎませんか?
都会なんて5,000万円なんてザラですし、どうせ売るときはめちゃくちゃ安く買い叩かれるに決まっています。
新築が高すぎるという理由だけではないですが、最近は中古マンションが人気となっています。
そこで今回は「中古マンションを購入する前にチェックすること」を20コまとめてみました。
中古といっても高い買い物であることには変わらないので、しっかり見極めてから購入しましょう。
築年日は1981年6月1日以降であるか?
1981年6月1日に建築基準法が改正されました。
それ以前の基準で建てられた建物は、震度5の地震までしか想定されていないので安全性が低いのです。
また、中には1981年以降に建てられたマンションであっても、法改正前に建築が認可されてしまっているものもあります。
1981年以降に建てられたマンションかどうか、合わせて建築基準法に則っているかどうかも確認しましょう。
床の傾きがある欠陥住宅ではないか?
よくある確認方法としてビー玉のような球状のものを床に置き、転がるかどうかチェックするのは有効です。
もし転がった場合は床が傾いていることになり、欠陥住宅にあたります。
多少なら大丈夫と思うかもしれませんが、傾いた家にずっと住んでいると、頭痛など健康への悪影響が懸念されるので注意です。
内見の際にはビー玉など転がるものを持って行き、チェックするようにしましょう。
天井や壁に水の跡はないか?
水の跡があれば、雨漏りもしくは上の階からの水もれということになります。
どちらにせよ、天上や壁を通って水が染み出してしまうほどの脆い構造ということです。
今後、大雨や台風が来たときには同じように雨漏りしてしまう可能性があります。
どんなに良い物件でも雨漏りひとつで台無しになってしまうので、必ずチェックするようにしましょう。
駅からのアクセスは良いか?
購入したはよいものの、駅からのアクセスが悪すぎて通勤や通学がストレスになってしまってはいけません。
駅近かどうか、または駅から遠くてもバスなどの交通手段があるか、しっかり確認しておきましょう。
バスがあってもバス停まで15分ほど歩くなど、アクセスが悪い場合は購入を考え直した方が良いかもしれません。
住んでからのイメージをしっかりしておきましょう。
ハザードエリア内の土地でないか?
具体的には、海や川が近かったり、地盤が緩い地域でないかどうかをチェックします。
川が近ければ、大雨のときに氾濫して家の中まで水が入り込む可能性も。
海が近かったり地盤が緩ければ、地震や津波の被害も大きくなってしまいます。
自然災害が起きた際のハザードマップは、その地域の区役所や市役所などで手に入ることが多いです。
地域によってはインターネットでも見ることができるので確認しておきましょう。
マンションの口コミを調べたか?
実際のマンションの住み心地は、やはり住んでいる人にしかわからないものです。
そういったときに役立つのがマンションの口コミサイト。
無料会員登録や自分の口コミの投稿が必要なサイトもありますが、その手間をかけるだけの価値はあります。
良さそうなマンションだと思っていたけど悪い口コミばかりだったということもあり得るので、必ずチェックしましょう。
口コミ数が多いおすすめのサイトは以下の「マンションノート」です。
町の治安は良いか?
マンションだけでなく、町の情報もしっかりチェックしておきましょう。
犯罪件数・道路の明るさ・人通りの多さなどは、調べてみなくてはわかりません。
実際に住んでいる人の意見はとても参考になりますので、こちらも口コミサイトなどを使って調べるのが良いでしょう。
犯罪件数や住人の口コミ、スーパーやコンビニの情報まで載っている「Rooch」がおすすめです。
掲示物をチェックしたか?
マンションの掲示板にはさまざまな情報があります。
騒音被害などがあれば、まず掲示板やエレベーター内に注意書きが張り出されることが多いです。
騒音や住民トラブルがないか、掲示板でチェックすることを心がけましょう。
また、掲示物が最新のものであるかも要注意ポイントです。
最近の掲示物が半年前や1年前のものだと、あまり管理が行き届いていないということになります。
内見のときにチェックしておきましょう。
共用部分はきれいにされているか?
マンションの共有部分がきれいかどうかは、実際に見てみなければわかりません。
これも内見のときの重要なチェックポイントとなります。
具体的にはゴミ置き場・エントランス・メールボックス・駐車場など。
これらが汚いと管理が行き届いていなかったり、住民のモラルが低い可能性が高いです。
気持ちよく暮らすため、清潔に保たれているマンションを選びましょう。
エレベーターの数は足りているか?
エレベーターは意外と見落としがちなポイントですが、台数もチェックすることをお忘れなく。
小さめのマンションであれば1台でも十分ですが、大きいマンションでは1台では足りないことも。
特に朝の通勤時間帯などはエレベーターの渋滞が起きてしまい、なかなかマンションを出られないケースもあります。
マンションの大きさとエレベーターの台数が見合っているか、これも要チェックです。
階段はきれいにされているか?
エレベーターも大事ですが、普段それほど使われない階段も大事なポイントです。
低層階に住むなら階段を使う頻度が高いので、よく見ておきたいですよね。
また、エレベーターの点検中や火災などがあったときには、高層階でも階段を使わざるを得ません。
そんなときに階段が汚かったらとても困ります。
エレベーターだけで部屋に行ける構造のマンションでも、内見の際にちゃんと階段も見ておきましょう。
宅配ボックスをチェックしたか?
今や宅配ボックスはほとんどのマンションについているといっても過言ではありません。
しかし、その使い方にもチェックが必要です。
モラルの低い住民が住んでいるマンションだと、宅配ボックスをロッカー代わりにする人も。
そのせいで宅配ボックスが全然空かず、全く使えないということもあり得ます。
もし、「何時間経過」など使用時間が見られるのであれば、チェックしておきましょう。
オートロックであるか?
昨今では、マンションであればオートロックが当たり前のようになっています。
オートロックであれば、基本的に部外者がマンション内に侵入することはありません。
女性や子供だけでなく、大切な防犯の一つですので、オートロックになっているかどうかは必ずチェックしましょう。
また、鍵の形状も複雑なディンプルキーであればさらに安心ですね。
日当たりや風通しはよいか?
これから長く住むことを考えたら、住環境の方にも気を配らなくてはなりません。
特に日当たりと風通しはチェックしておきましょう。
日当たりは、真南向きだったらちょうど正午くらいに最も日が射してきます。
南東や東向きだったら日が射すのは午前中だけで、南西や西向きの場合は、西日が射し込んできます。
特に西日は壁紙や家具が日焼けしてしまうので注意しましょう。
風通しは良いに越したことはありません。
ベランダや庭に出てみて、他の建物で風が遮られたりするようなことがないか確認しておきましょう。
インターネットが使えるか?
今やインターネットは生活の一部と言っても過言ではありません。
インターネット付きかどうか、購入前に確認しておきましょう。
インターネットが付いてなくても後で契約すればいいだけですが、もし付いているなら生活費のランニングコストを下げることができます。
キッチンは使いやすいか?
自炊をする人ならキッチンはほぼ毎日使いますよね。
そのキッチンが使いづらければとてもストレスになってしまうので、内見の際は必ずキッチンに立ってみましょう。
コンロの数や引き出しの数、キッチン台や棚の高さなどを主にチェックします。
特にキッチン台の高さは、合わなければ腰を痛めてしまうので要注意です。
ベランダやテラスに洗濯物を干せるか?
洗濯物がきちんと外干しできるかどうかも重要です。
「布団を干せるほどのスペースがあるか」「掃除がしやすいか」もチェックポイントとなります。
また、日当たりの良さそうな時間や周りの建物から日光が遮られないかどうかも確認しておきましょう。
騒音は気にならないレベルか?
集合住宅ではありがちな騒音問題。
もちろん、壁が厚かったり、お互いに配慮し合いながら過ごすことで、騒音を減らすことはできます。
しかし、周囲の部屋から騒音が聞こえないかは要チェックです。
また、マンションが幹線道路沿いや線路沿いなどにあると、それも騒音の原因となってしまいます。
窓を開けたときと閉めたとき、どちらも道路や電車の音を確認しておきましょう。
モニターフォンがあるか?
モニターフォンも今や防犯の必需品と言っても過言ではありませんね。
ベルが鳴った時点で訪問者の姿を確認できれば、不要なセールスや不審者と接触することを避けられます。
また、最近のモニターフォンは録画機能が搭載されているものも多いです。
画像や映像が残っていると、何かあったときの証拠にもなるので便利ですよ。
周辺の環境は整っているか?
マンションの条件が良くても、周辺環境が整っていないと生活に支障が出ます。
特にスーパー・ドラッグストア・ATM・病院は徒歩圏内にあるかどうか、しっかり確認しておきましょう。
もし、隣の駅まで出ないとないということになると、実際に住んだあとはとても不便です。
周辺情報は内見をせずとも、地図など検索すればすぐにわかるので、事前にチェックしておきましょう。
以上、中古マンション購入時チェックリストでした。
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