物件選びのコツは?賃貸の内見チェック・契約・引越しの注意点まとめ

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初めて一人暮らしを始めるとき、賃貸アパートやマンションの選び方ってわからないですよね。

物件の選び方契約の注意点などをまとめましたのでぜひご覧ください。

賃貸物件を選ぶポイント


物件の選び方はさまざまで、何を重視するかは人によって違います。

一般的なポイントをまとめましたので、自分の希望に合わせて見てみましょう。

住むエリアで選ぶ

物件が職場から近い、駅から近い、最寄り駅に大きなショッピングセンターがあって買い物が便利など、場所で決めるパターンです。

交通の便は生活をする上で重要な問題なので、多くの人が気にする点ですよね。

「どうしてもこの町が好きだから」と好みで選ぶのもアリでしょう。

部屋の広さで選ぶ

物件の広さで選ぶパターンです。

部屋の広さはとても重要で「少しくらい駅から遠くても広い家がいい」という人も少なくありません。

広いと解放感がありますし、インテリアの幅も広がります。

セキュリティ面で選ぶ

物件のセキュリティも非常に重要になってきますね。

特に女性の場合は、なるべくオートロックモニターフォンがついている物件にすることをおすすめします。

また、高セキュリティ物件はエレベーターにロックがかかっていて住人しか使えないというような物件もあります。

いつ何が起こるかわからないので、防犯対策は万全にしておきましょう。

また、夜道で襲われる可能性もあるので、物件が大通りに面しているかも気にしておくと良いでしょう。

設備の充実さで選ぶ

物件の設備で選ぶというのもおすすめ。

「カウンターキッチンがある」とか「エアコン付き」など。

低層階タイプの物件だとエレベーターがないこともあるので確認しておきましょう。

ペット可などの条件面で選ぶ

イヌやネコを飼いたいという人は「ペット可」かどうかも大切な条件になってきますよね。

ただ、ペット可の部屋は敷金が高い傾向にあるので、もし高ければ交渉してみましょう。

家賃の相場はいくらくらい?


東京都23区の家賃相場はおおよそ以下のような感じです。

1R/1K 50,000~120,000円
1DK 60,000~160,000円
1LDK 80,000~230,000円

家賃は場所によってかなり差がありますが、一般的に千代田区や港区は高く、足立区や葛飾区は安めです。

家賃の目安としては、自分の月収の3分の1までにしておくと良いと言われています。

部屋はどれくらいの広さがベスト?


部屋の広さってどれくらいが適切なのか、なかなかピンと来ないですよね。

一人暮らし・新婚・ファミリーなど、住む人数に適した広さの目安をまとめてみました。

一人暮らしにおすすめの広さ

家賃を抑えたいという人は1R、キッチンと寝室を分けたいという場合は1Kがおすすめ。

最低でも6畳は欲しいところですが、8畳や9畳あるとスペースに余裕ができてゆったりできますね。

新婚におすすめの広さ

新婚やカップルなどの場合は2DKか2LDKがおすすめ。

一緒に暮らすとしても、お互いのスペースを分けた方がトラブルも少なくなります。

自分の部屋があると趣味のものも気兼ねなく置けますし、相手と生活リズムが違う日があっても安心です。

ファミリーにおすすめの広さ

ファミリーなら3LDK以上の家だとストレスなく過ごせます。

ダイニング、キッチン、リビングのほかに一人ずつの部屋があると良いですよね。

家族の人数を考慮して決めるのが良いでしょう。

物件選びの注意点とは


物件選びといっても、物件だけ見ていると意外な落とし穴があります。

主に注意すべき点をまとめてみました。

周りの交通量はどうか

物件が線路沿い国道沿いにある場合は注意が必要です。

物件にもよりますが、どうしても電車やトラックなどの音が聞こえてきます。

また、低層階だと排気ガスの影響も受けやすいので、その点も考慮しておきましょう。

街灯があるかないか

駅から物件までの道に、ちゃんと街灯があるかどうかも重要なポイントです。

昼に物件を見に行くとどうしても忘れてしまいがちなので、しっかりチェックしておきましょう。

特に女性の方には必須の項目といっても過言ではありません。

コンビニやスーパーが近くにあるか

自炊をする人もしない人も、スーパーあるいはコンビニが近くにあるととても便利です。

逆にないとかなり不便なので、チェックしておいたほうがよいでしょう。

また、ドラッグストアも近くにあるとさらに便利になります。

駅までは徒歩何分くらいか

通勤や通学で電車を使うという人は必須のチェック項目です。

駅から10分以内の物件だととても便利ですよね。

逆に、15分以上かかる物件は家賃が安い傾向にあるので、「歩いてもいいから家賃を節約したい」という人はあえて駅から遠い物件を探してみるのもアリでしょう。

周りに高い建物がないか

窓が面している方角にもよりますが、周囲に高い建物があると日差しを遮られてしまう可能性があります。

たとえば、せっかく南向きの部屋に引っ越ししても、高いビルのせいで全然日が射さなかったら嫌ですよね。

周囲の高い建物の有無は内見をしなくてもわかるので要チェックです。

内見チェックの仕方


気になる物件を絞り込んだら、いよいよ内見です。

基本的にひとつの物件を内見できる機会は1回のみというケースが多いので、この1回でどれだけ物件をチェックできるかが大切になってきます。

そのため、以下の項目は必ず内見のときにチェックしておきましょう。

日当たりが良いか

その物件がどの方角向きかは資料でもわかりますが、実際の日の当たり方はやはり中から見ないとわからないもの。

特に西向きの場合は、西日で家具や壁紙が日焼けしてしまうこともあるので注意しておきましょう。

部屋の広さは満足か

こちらも資料である程度わかりますが、実際に部屋に入ってみると思っていたより狭かったということも。

また、家具を置いたイメージなども実際に見た方がわかりやすいですよね。

あらかじめ家具のサイズを測っておき、内見の際にもメジャーを持って行くと、より配置のイメージがつくのでおすすめです。

部屋のにおいは大丈夫か

意外と気になるのが部屋のニオイ。

なんだかカビ臭い部屋だなと思っていたらカビが発生しやすい部屋だったということも。

不快なにおいがしないかどうか、しっかりチェックしておきましょう。

窓やドアの開閉ができるか

窓やドアの立て付けが悪く、うまく開かない、あるいは閉まらないということもよくあるケースです。

少しの隙間でも風が入ってくるので、真冬などは死活問題になります。

開閉がうまくいかないときはドアや窓枠などが傾いているという可能性もあるので、要注意のチェックポイントです。

セキュリティは高いか

どのくらいセキュリティにこだわるかにもよりますが、重要視する方は必ず確認しておきましょう。

中にはオートロックのマンションであっても、裏口から簡単に入れてしまう物件もあります。

また、ドアに直接ポストが付いている場合、ポストから部屋の中を覗き見される可能性も。

部屋のセキュリティだけではなく、建物全体の安全性も確認しておきましょう。

遮音性は高いか

遮音性は多くの人が気にする問題です。

壁が薄いと隣や上の部屋からの物音・足音が丸聞こえになってしまいます。

騒音トラブルは住民トラブルの中で最も多いケースなので、どんな物件でも壁の厚みは確認しておきましょう。

部屋に傾きがないか

物件の中には、床が傾いているものも存在します。

ビー玉やボールなどを床に置いて手を放してみて、勝手に転がりだしたら傾いている証拠です。

「ちょっとくらい別にいいや」と思ってはいけません。

ずっと傾いた部屋で暮らしていると、めまいが起きやすくなるなどの健康被害も起きます。

ビー玉が転がる可能性はかなり低いですが、一応持っていくことをおすすめします。

カビが発生していないか

湿気がこもりやすい物件だと、カビが発生しやすくなります。

特にキッチンや洗面所、浴室などの水場はよく見ておきましょう。

また、意外と下駄箱の中もカビが生えやすい箇所なので注意が必要です。

スマートフォンの電波状況

スマホはほとんどの人が使っていると思いますが、家の中でももちろん使いたいですよね。

物件によっては、立地や建物の問題で電波が入りづらいというケースもあります。

内見の際は、必ずその場でスマホの電波が入っているかチェックしましょう。

共有スペースの使い方

部屋の中だけでなく、共有スペースも要チェックです。

たとえばチラシが散乱していたり、廊下にたくさんゴミが落ちている物件には住みたくないですよね。

共有スペースの使い方を見ると住人のモラルもわかるので、よく見ておきましょう。

不動産屋さんにお願いすべきこと


自分でチェックするだけでなく、不動産屋さんにお願いしておいたほうがいいこともあります。

少しでもいい条件で引越しができるよう、以下を確認しておきましょう。

日割り家賃を少なくしてもらう

今借りている家と新しく借りる家の契約期間がかぶってしまうことはよくあることです。

ある程度かぶってしまうのは仕方ないことですが、その分の家賃が二重に発生してしまうのも事実。

なるべくかぶる日数を少なくしたいですよね。

物件を決めたら、契約する前に必ず「なるべく日割り家賃を少なくしたい」と伝えておきましょう。

絶対外せない条件は必ず言っておく

「2階以上の物件がいい」など、その人によって希望条件はさまざまです。

希望条件や時期によってはなかなか条件に合った物件が見つからず、妥協しなくてはいけないこともあるかもしれません。

だからこそ、絶対外せない条件は複数あったとしても、必ず全部伝えておきましょう。

契約や引っ越しに関わる注意点


物件が決まったら、いよいよ契約です。

しかし契約前にも確認しておくべきことがあります。

意外と見落としがちな以下の点は注意しましょう。

仲介手数料の確認

仲介手数料は、法律で上限が1ヶ月分+消費税までと決められています。

そのことは知っている人も多いと思いますが、実は落とし穴があるのです。

1ヶ月分+消費税とは、実は家を借りる人と貸す人の出す総額。

つまり、借りる側である私たちは1.08ヶ月分の半分、つまり0.54ヶ月分だけ支払えばよいということになります。

払ってしまったあとにトラブルにならないよう、契約前に仲介手数料についてはしっかり確認しておきましょう。

カギの受け渡し方法

鍵の受け渡し方法は、不動産屋さんで受け取るケースその物件の管理会社で受け取るケースなどがあります。

ガギは入居当日に受け取ることも多いと思いますが、鍵がなかったら引っ越しもできないので事前に確認しておくのが吉です。

また、それと併せて前に住んでいた家の鍵の返却方法もチェックしておきましょう。

更新料の有無とその金額

意外と見落としがちなのが更新料。

更新料は「2年ごとに家賃1ヶ月分を支払う」という物件が多いです。

家賃が安いと思って住んだら更新料が高かった、あるいは払う頻度が多かったというケースもあります。

忘れずに確認しておきましょう。

筆者はいつも「更新料のない物件」を探して借りていました。

結構いっぱいありますよ。

引っ越し業者の紹介に注意

不動産屋さんは「提携している安い引っ越し業者を紹介しますよ」と言ってきます。

しかし、実際にはその引っ越し業者と契約すると高くなることが多いです。

それは「紹介だから安い」という言葉を信じ、他の引っ越し業者と比較せずに契約することになるからです。

そのため、引越し侍などの一括見積もりサイトを利用し、複数の業者から見積もりをもらって料金を比較したほうがはるかに安くなります。

これから引っ越しするという人は引越し侍を試してみましょう。

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